2008年3月31日月曜日

千里山建築賞



「探られる島」プロジェクト2008に参加した関西大学工学部建築学科の上代悦子さんが、千里山建築賞を受賞しました。おめでとうございます!上代さんは、兵庫県姫路市家島町坊勢をフィールドに「出しあい道」について研究した論文を書きました。

2008年3月30日日曜日

渡し舟のある風景シンポジウム

◆渡し舟のある風景:ミニシンポジウム

・日時:2008年4月12日 13:30-15:00
・場所:一宮市尾西歴史民族資料館2F研修室
    (愛知県一宮市起字下町211)
・基調報告:「西中野渡船場についての調査報告」
       三輪斉子(京都造形芸術大学ランドスケープデザインコース)
・討論会:「渡し舟のランドスケープを次代に」
       神田年浩(尾西民族資料館学芸員)
       曽和治好(京都造形芸術大学教授)
       恒川和久(名古屋大学専任講師)
       山崎亮(株式会社studio-L代表)


山崎

2008年3月26日水曜日

ひょうごツーリズム協会総会

午後から、財団法人ひょうごツーリズム協会の総会に引き続いて開催されるツーリズムセミナーでいえしまプロジェクトについてお話する。有馬富士公園での経験、ユニセフパークで学んだことなどを概説し、いえしまプロジェクトで僕たちが取り組もうとしていることなどを紹介した。
兵庫県の観光関係者が多く集まる場でいえしまについてお話できたことは、とても貴重なネットワークを築くことにつながった。こうした機会を与えてくれたひょうごツーリズム協会の渡邉事務局長に感謝したい。

夕方からは、兵庫県多可町の轟地区で砂防ダム公園の利活用ワークショップを開催。轟地区の人たちはとても結束力が高い。それぞれがとても仲がいい。幸せな地区だと感じた。

その後、スタジオへ戻って海士町の総合計画に関する社内の打ち合わせ。海士町の総合計画をどうまとめていくのか、という道筋が見えてきた。住民参加で作成したからこそ作れる新しい計画書を作り上げたいと思う。

山崎

2008年3月25日火曜日

雑記

午後から岸和田土木事務所にて打ち合わせ。今年度業務のとりまとめについて確認した。

夕方から浜寺公園で大阪府公園協会の職員の方々を対象としたパークマネジメント研修会でお話する。パークマネジメントの重要性を説明するとともに、国内および海外の事例をご紹介した。

山崎

2008年3月17日月曜日

新建築住宅特集

新建築住宅特集の2008年4月号が、studio-Lの「いえしまプロジェクト」を紹介してくれました。72ページから75ページに掲載されています。

山崎

2008年3月16日日曜日

学長賞

京都造形芸術大学通信教育部の卒業制作発表会で、山崎ゼミの中川さんが学科賞に続いて学長賞を受賞しました。
おめでとうございます。

山崎

2008年3月15日土曜日

学科賞

京都造形芸術大学通信教育部の卒業制作発表会で、山崎ゼミの中川さんが学科賞を受賞しました。
おめでとうございます。

山崎

研究室賞

京都造形芸術大学通信教育部の卒業制作発表会で、山崎ゼミの河崎さんが研究室賞を受賞しました。
おめでとうございます。

山崎

2008年3月14日金曜日

校友会奨励賞

大阪工業技術専門学校の卒業制作発表会で、山崎ゼミの早雲さんが校友会奨励賞を受賞しました。
おめでとうございます。

山崎

2008年3月12日水曜日

暫定的な社風

studio-Lの社風を説明する言葉を3つ挙げてみる。

(1)Ethical
   ・倫理的に正しいこと
   ・フェアーであること
   ・持続可能であること
   ・エコであること等。。。

(2)Delightful
   ・楽しいこと
   ・嬉しいこと
   ・ワクワクすること
   ・熱くなれること等。。。

(3)Beautiful
   ・美しいこと
   ・かわいいこと
   ・美味しいこと
   ・色っぽいこと等。。。

この3つのことを大切にしながら、仕事をしていきたいと思う。ということで、今のところスタジオの社風を説明せよといわれれば、この3つの言葉で説明したいと思う。しかし、誰に説明せよといわれるのだろうか。。。

3つの言葉の頭文字を取るとEDB。特に意味を成さない。じゃ、最後の文字を集めて。

EthicaL + DelightfuL + BeautifuL = studio-L

山崎

2008年3月9日日曜日

スタジオの社風

夕方から、スタジオにてライターのカノさんと「けんちくの手帖」本についての打ち合わせ。これまで10回以上開催してきた「けんちくの手帖」。たまったコンテンツをどう整理してまとめるかについて検討した。夏ごろまでには、カノさんがコンテンツの半分をまとめてくれるという。今年中に、何とか本の体裁にまで持って行きたいものである。カノさん、ぜひともよろしくお願いします!

その後、カノさんも含めてスタジオでカレーを食べる。泉佐野丘陵緑地の運営計画を策定する関係で、現地でつくったカレーが残ったのでスタジオへ持ち帰ってきたのである。スタジオにいたほかのメンバーとともにカレーを食べていると、突然スタジオの社風を考えようという話になった。さらに、その会話を動画に記録してブログにアップしようということに。

ということで、その場に居合わせたカノさんが撮影担当、僕が社風検討委員会座長、西上さんと井上くんが委員という体制で、第1回studio-L社風検討委員会を開催した。



山崎

2008年3月8日土曜日

OSOTOの原稿執筆

OSOTOの4月号原稿締め切りが迫った。
この週末に書き上げなければ大変なことになる。
自分の中の危機感を存分に煽って、終日を原稿起草の時間に充てた。
その結果、キャリーバッグに関する原稿、クリッシーフィールド、エムシャーパーク、プロムナードプランテの3公園に関する原稿、公園を舞台に活躍する富永氏と浅野氏に関する原稿、御射山公園に関する原稿などを書き上げることができた。

しかも、「21世紀ひょうご」という雑誌に掲載される海士町の原稿まで完成した。

ぎりぎりになると、普段は出ない力が出てくるものである。しかし、なぜぎりぎりになるまでその種の力がわいてこないのだろうか。もっと頻繁に登場してくれてもいい力なのだが。。。

山崎

2008年3月5日水曜日

雑記

朝から「いえしまふるさと基金」の選定委員会に出席する。いえしま地域で取り組まれているまちづくり活動について助成金を出すための選定委員会である。今年で3回目。初年度に比べれば、本当のまちづくり活動が多くなってきたように思うが、まだまだ従来型の既存活動も助成金を申請してくる。

徐々に、新しい時代のまちづくり活動だけを対象とした助成金にしていきたいものである。従来型が悪いわけではない。重要な活動を展開している団体であれば、従来型だろうが新型だろうが、助成すべきだと考える。しかし、現状の従来型活動は今後ひろくまちづくりへと発展する可能性がほとんどない。初年度から同じ申請書をコピーして提出しているグループもある。3年とも同じ申請書である。

一方、いえしま地域内部だけでなく外部とのつながりを意識した重要な活動も広がりつつある。こうした新しい取り組みの結果をしっかりほかの団体に伝えて、まちづくりのスタンダードを底上げしたいものである。

山崎

建築ジャーナル3月号

建築ジャーナルの3月号が発売される。
3月号の書評は「モダンランドスケープアーキテクチュア」と「ランドスケープアーバニズム」について書いた。ランドスケープアーキテクチュアが文化の周回遅れであること、次世代が参照すべきランドスケープのムーブメントは「ランドスケープアーバニズム」を読めば概略がつかめることなどを述べた。

山崎

2008年3月4日火曜日

働き方について考えるトークサロン

いつもは、地方ばかり行っていますが、今日は大阪中崎町でトークサロンに出演してきた西上です。

そもそものきっかけは。。。
「プロフェッショナル 仕事の流儀ごっこしませんか?」と、かのさん(狩野哲也さん)からお誘いをいただいたので、「したいです!」と即答したのがきっかけ。

テレビの線がないのでテレビは見ませんが、大河ドラマ以外に知っている数少ない番組が「プロフェッショナル 仕事の流儀」。茂木さんの本とブログを愛読しているので知っていたのです。

なのでかのさんのお誘いは、とても嬉しかったなぁ。
そのうえ、第1回ゲストとして招かれたこともとても嬉しかったなぁ。
かのさん主催の仕事流儀ごっごは「働き方について考えるトークサロン」という名前でした。

場所は、カフェバーっぽいところで「ビバガーデン」というお店。
ほどよい狭さと建物の古さがとても素敵な場所でした。

茂木健一郎さん役のかのさんと、住吉美紀さん役のまゆさんが司会でトークは進みました。 聞きに来た方から質問を受けて答える時間がありました。最も印象的だった質問は、

「仕事をする上で基本としていることは何ですか? 」

という質問でした。

studio-L全員がそうなのですが、「倫理的に正しい(エシカル)かどうか」がすべての仕事の基本となっています。
それ以外にも「どうしたらみんなが楽しくなるか」「みんながわくわくするのか」なども考えながら仕事を進めていきます。

そういえば、このブログにはstudio-Lの理念や歴史を紹介するページってなかったですよねぇ、神庭さん。あれ、こういう場合は、山崎さんかなぁ。いやいや、醍醐さんの登場回数が少ないから、醍醐さんがつくるのがいいかもしれませんねぇ。ね、醍醐さん(^^)

ということで、トークサロンに来てくださったみなさま、かのさん、まゆさん、ビバガーデンのオーナーさんありがとうございました。みなさまとお会いできて楽しかったです。 来てくださったみなさんとの距離が近くて、みなさんの顔がよく見えて、反応が直接伝わってきて、心地よいトークサロンでした。
かのさんが、いずれこのトークサロンを本にしてくださるそうなので楽しみにしています。



ビバガーデンさんの特製牧場ケーキ(旨)

西上

2008年3月3日月曜日

雑記

朝、たじま屋を出て近くの港まで散歩する。おだやかな朝だ。




港では、漁から帰ってきたじっちゃんとみやちゃんが網から魚をはずしていた。
いろんな魚が網からはずされる。




生きたままのヤドカリを食べることに。まだ体が動いている。
食べてみると、甘エビの刺身のような甘い味。
生きたヤドカリを食べるというのは不思議な気分だ。




たじま屋に戻ると朝食の準備ができていた。
興味深かったのはめかぶ焼き。
褐色のめかぶが焼き始めると見る見る鮮やかな緑色に変色する。
食べると中はネバネバしたいつものめかぶなのだが、焼いて食べたのは初めてだ。




こちらは動画。どんどん緑色になる。ポン酢をつけて食べる。




朝獲った魚がすぐに刺身として食卓に並ぶ。
これがたじま屋の醍醐味である。




たじま屋の朝食を堪能したあと、高速船で松江へ向かう。午前10時、松江駅で島根大学の作野さんと待ち合わせ。尾原ダム周辺の集落を案内してもらう。

昼ごはんは作野さんお薦めのそば屋。この人はいつも美味しいお店を紹介してくれる。地理学者というのは、全国各地の土地を読み、美味しいものを食べる職業なのか。うらやましい人生である。
それにしてもこのそば、本当においしかった。




途中、日刀保たたら製鉄所に立ち寄った。この製鉄所、非常に魅力的な佇まいである。分節化された勾配屋根が現代建築に通じる魅力を持つ。かなりかっこいい。




さらに途中で「かめだけ駅」に立ち寄る。なんとこの駅、駅のなかにそば屋が入っている。
鉄道に詳しい人なら誰でも知っている有名な駅なんだとか。
今度、その筋の人に聞いてみよう。




尾原ダムの建設現場へ。上からの眺めは圧巻である。




ダム周辺に魅力的な場所がないか探す。地域資源を発掘し、地域住民とともに資源を活かすようなプロジェクトを展開しよう、というのが今回の狙いである。
作野さんが下流にある小さな温泉を紹介してくれた。
川沿いにある温泉である。
ふとみると、川原に朽ちたコンクリートのプールのようなものがいくつかある。
聞くところによると、かつて川原の温泉として整備されたものなのだという。
洪水時に破損したのでそのまま放置されているのだとか。
溜まった水から湯気が立っている。触ってみると温かい。
上流にダムが完成すれば、このあたりの水位は安定することだろう。
この温泉を復活させるというのは面白いプロジェクトになりそうだ。



山崎

2008年3月2日日曜日

海士の魅力

朝の6時に松江到着。久しぶりに夜行バスで移動。最近の夜行バスはシートが広くて意外に快適だった。僕が学生時代に使っていた夜行バスのイメージとはぜんぜん違うものだったのが救いである。

8時のバスで松江駅から七類港へ。七類港の建物は、まさしくバブル時代のポストモダンな建築物。島根県ということは、高松伸さんの設計だろうか。。。



9時30分のフェリーで隠岐諸島の海士町へ。午後から、海士町の第4次総合振興計画を策定するため、住民の方々に集まってもらってワークショップを開催した。会場には、若い世代から高齢世代まで、多様な世代の方々が70人も集まってくれた。ありがたいことである。



1時間30分のワークショップで、多くの人から貴重な意見をたくさん聞くことができた。参加してくれた住民の方々や事務局の行政職員のみなさんのおかげで、総合振興計画は非常にいい雰囲気で走り出すことができた。これからが楽しみである。

夕方からは、海士町の町長や議員さんや教育委員会の方々と一緒に食事へ。Iターンで海士町に移住した阿部くんと信岡くん、そしてアミタ株式会社の竹本さんとアミタ持続可能経済研究所の牧さんも一緒に食事をした。

海士町には魅力的な人が集まる。阿部くんと信岡くんも、海士町で面白い事業を展開しようと考えている若手で、自分たちの足で立ち上がろうとしている頼もしい人たちである。自分の力で生きること、事業を展開することの手ごたえを感じつつ、海士町に集まるアイデアマンたちの知見をどんどん盗んで我が物にしてもらいたいと思う。今後の活躍に期待したい人たちだ。

アミタの竹本さんと牧さんも非常に魅力的な人たちである。これから海士町だけでなく、東京でもいろいろ情報交換させてもらいたいものだ。竹本さんは、かなり熱い心を持っている。同時に、客観的な視点も持っている。なにより、コミュニケーション能力が高い。上京した際には、ぜひとも会ってさらにいろいろ話をしたいものである。さらに、話だけではなく何か具体的なプロジェクトで協働したいものである。そう思わせる人柄だった。

夜は「たじま屋」に泊まる。この旅館の食事はとても美味しい。そして心遣いが抜群である。以前宿泊した際に、僕が夜中に仕事をする人間だということ、そして仕事はコタツだと腰とお尻が痛くなるということを伝えた。そのことをしっかり覚えていてくれたのだろう。部屋に入ると、手作りの机と椅子が用意されていた。この心遣いには感服した。



この島には確かに面白い人が集まってきている。そして、島に住んでいる人もその刺激をうまく吸収している。キャラ立ちした人が多いのも魅力的だ。この島の総合計画を策定するということの可能性と重要性を考えると、改めて気が引き締まる思いである。

山崎

2008年3月1日土曜日

雑記

朝からスタジオにて、有馬富士公園、海士町総合振興計画、都市機構、泉佐野丘陵緑地の各業務について打ち合わせ。また、建築ジャーナル、OSOTO、21世紀ひょうごの原稿を執筆。

夕方から、E-DESIGNにて新しく立ち上げるNPO法人に関する打ち合わせ。すでにたくさんの依頼があるので、何はともあれ名称を確定させようという話になる。

さんざん議論した結果、NPOの名称は「パブリックスタイル研究所」と確定。屋外空間や公共空間における生活やデザインについて、あらゆる角度から公益性に基づく活動を展開したいと考えている。

E-DESIGNでの議論が白熱しすぎて、夜行バスの出発時刻ぎりぎりになったのでタクシーで梅田まで戻る。松江行きのバスに駆け込んで、一路島根へ。久しぶりに夜行バスである。久しぶりの睡眠でもある。

山崎