午前中から近畿大学の卒業研究審査会に出席。外部審査員として、各発表に対する質問や評価を担当した。
近畿大学の卒業研究発表は、どの学生もしっかり準備して堂々と発表しているので好感が持てる。
いくつかの大学で卒業制作や卒業研究のゼミを担当しているが、そのいずれも近畿大学の学生にはかなわない。反省すべき点がたくさん見つかった1日だった。
発表練習もかなり入念にしているようで、発表者とパワーポイント操作者との息もぴったりだった。時間も発表時間ちょうど。時間をオーバーする学生は、結局1名もいなかった。
このレベルに達するまでに、先生方は大変苦労しただろうと思う。ここまでくれば、3年生は4年生の作業を手伝い、発表を見ることによって、卒業研究の発表がどれほどのレベルであるべきかを学ぶ。その結果、次の年のレベルが前年を下回ることを防ぐことができる。が、そこまで発表レベルを上げること、3年生や大学院1年生が上級生の卒業研究を手伝うことなどを慣習化するのは相当難しかっただろう。
卒業研究発表のレベルの高さと、そのレベルを維持するシステムは、近畿大学理工学部の大きな資産になっていると感じた。
山崎
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