2008年12月26日金曜日

i+d 神戸

九州大学でのプレゼンテーションを記録し、同じ内容を神戸にて被災体験者に説明した。審査員は阪神淡路大震災の被災経験者6名。学生たちの提案が実際に被災を経験した人たちにとって役立つ提案になっているのかをチェックしていただいた。被災経験者の方々から大変評価される提案と、被災地の状況をうまく理解できていない提案とが明確に分かれ、それぞれについて的確な指摘をいただくことができた。被災時というのは、あとから文献で追いかけるだけでは理解できないくらい多様な課題が同時多発的に生じているということを実感した。その状況に対して役立つものを、デザイナー的想像力を持ってうまく提案できている提案が多かったことは、デザインが社会に対してできることがあるということを端的に示してくれたように思う。

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