2009年11月18日水曜日

次世代の表現と可能性-3

シンポジウム「次世代の表現と可能性-3」
-複雑な関係性に向かう21世紀の空間-

 100年前に勃興したモダニズムは、産業革命後の社会の変化を受けながら、
鉄・ガラス・コンクリートなどの新しい素材と構造を用いて、それ以前とは
まったく異なる建築を生みだした。未曾有のグローバル化と情報化によって、
人のコミュニケーションやモノの流通など、さまざまな新しい関係性がもた
らされた。そこで今回は、複雑化した現代社会の様相を引き受けながら、空
間の可能性を引きだしていく試みに注目したい。
 シンポジウムでは、複雑な関係性の空間というべきKAIT工房によって、今
年、日本建築学会賞(作品)を受賞した石上純也氏、象の鼻パークでは多数
のエレメントを調整し、家具、建築、造園、土木のスケールを横断しながら
空間を設計する小泉雅生氏、公共空間のデザインとプログラム実践を通じて
新しい社会のかたちを提案するランドスケープ・アーキテクトの山崎亮氏を
迎え、次世代の表現と可能性について討議する。

プログラム
①総括/五十嵐太郎(東北大学教授)
②作品について/石上純也(建築家/石上純也建築設計事務所代表)
③環境とコンテクト-ENVIROMENTAL ARCHITECTURE & CONTEXTUAL ARCHITECTURE
/小泉雅生(建築家/首都大学東京准教授/小泉アトリエ主宰)
④設計の上流にさかのぼる/山崎亮(ランドスケープ・アーキテクト/studio-L代表)

主催 日本建築学会関東支部事業企画検討委員会
日時 2009年12月11日(金)18:30~21:00
会場 建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
定員 250名
参加費 無料
申込み http://news-sv.aij.or.jp/uketsuke/scripts/entry.asp?sc_mcd=126
お問合せ 日本建築学会関東支部事務局 斎藤
     TEL:03-3456-2050
     e-mail:kanto@aij.or.jp

2009年11月17日火曜日

そらぷちキッズキャンプ チャリティ販売(試行イベント)のお知らせ

かつて勤めていた設計事務所の同僚が進めているプロジェクトからお知らせがありました。
以下に転載します。


◆そらぷちキッズキャンプ チャリティ販売(試行イベント)のお知らせ

「そらぷちキッズキャンプ」では、病気とたたかう子どもたちのために特別に配慮された常設のキャンプ場を、アジアで初めて(日本で初めて)北海道の大自然の中に創ろうとしています。(活動内容は、http://www.solaputi.jpをご覧ください。)

これまで、常設キャンプ場実現のため、広報活動や募金活動、プログラム等の検証のためのプレキャンプなど、様々な活動を行ってきました。これらの取り組みは今後も行っていく予定です。

このたび、実現に向けた活動の一環として、地元農産品(ジャガイモ、お米等)の「チャリティ販売」を行うことにいたしました。(このお知らせは、全国の「そらぷち賛同者」のみなさまに、ニュースレター等とともに送らせていただいています。)

「チャリティ販売」では、ご購入定価の一部が、「そらぷちキッズキャンプ(病気とたたかう子どもたちのための常設キャンプ場)」を創るための建設費及び活動費として役立てられます。この事業を通じて、「そらぷち賛同者」「地元農家の有志」「そらぷちキッズキャンプ」がつながり、「病気とたたかう子どもたち」を支えているという“しくみ”をつくりたいと考えています。(詳しくは後述)

ぜひ「チャリティ販売」の試行イベントにご参加ください。参加された方にはアンケートを送らせていただきます。試行イベントという位置づけですので、この試みに対するみなさまの意見をお聞かせください。


<そらぷちキッズキャンプ>
〒079-0461 北海道滝川市江部乙町丸加高原4264-1
TEL:0125-75-3200 FAX:0125-75-3211
e-mail:info@solaputi.jp HP: http://www.solaputi.jp

2009年11月16日月曜日

地域再生人材あり方研究会

第2回 地域再生人材あり方研究会のご案内

 兵庫県立大学自然・環境科学研究所では、兵庫県企画県民部政策室ビジョン担当課および兵庫県立人と自然の博物館と協力して、多自然居住地域の抱える様々な課題への対応を検討しています。今年度よりビジョン担当課が主催している「地域空間再生検討チーム」でも、地域再生に寄与する人材の発掘や支援者同士のネットワーク形成の必要性を確認しました。そこで、現場で求められている人材のあり方を把握するとともに、「地域を支援する側のネットワークづくり」や「地域情報のポータルサイトのような共通のプラットフォームの構築」を目的とした研究会を開催することとなりましたので、奮ってご参加ください。


【日時】 平成21年11月25日(水)15:30~18:00

【場所】 兵庫県職員会館206会議室
兵庫県庁2号館北側(神戸市中央区下山手通四丁目18-2)

【ゲスト】 紫牟田伸子 ㈱日本デザインセンタープロデュース室チーフ・プロデューサー

【講演タイトル】 地域と仕事と人づくり

【コーディネーター】 山崎亮 ㈱studio-L


<ゲストプロフィール>
紫牟田伸子(しむたのぶこ)
㈱日本デザインセンタープロデュース室チーフ・プロデューサー
美術出版社『デザインの現場』『BT/美術手帖』編集部を経て現職。
「モノ・コト」の編集を軸に、商品企画、展示企画、プロモーション企画、ワークショップ企画など、コミュニケーションに関わる仕事を行なう。
主な仕事に、愛知万博「サイバー日本館」制作、福井市地域創造会議「おいしいキッチンプロジェクト」、柏の葉キャンパス駅前地域サイト「柏の葉シビックネットワーク」、四国経済産業局平成21年度地域中小企業活性化政策委託調査、香川漆器ジャパンブランド事業戦略立案など。その他、デザイン、ダンス、アート関係の調査・取材・執筆を手がける。
多摩美術大学、武蔵野美術大学、女子美術大学短期大学部、桑沢デザイン研究所非常勤講師。
主な共著に、『カラー版:日本デザイン史』(美術出版社)、『ワークショップ:偶然をデザインする技術』『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』(共に宣伝会議)など。

<講演概要>
2005年から、地域産業活性化の一環であるものづくりに関わり始めるようになりました。その中で、地域のものづくりの仕組み、そして人材育成の重要性に徐々に気づいていきました。
人が生きている地域にはさまざまな要素があり、その要素をいかに活かしたらよいのか、そしてそれに関わる人たちの気持ちやヤル気に応えられる仕組みとはなにか----そして、場づくりの大切さにも気づきはじめました。『シビックプライドー都市のコミュニケーションデザイン』をきっかけに、まちと人のコミュニケーションについて考えています。

【お問い合わせ先】
 兵庫県立人の自然の博物館(武田・上田)
 TEL:079-559-2001
 FAX:079-559-2025
 Mail:takeda@hitohaku.jp

2009年11月14日土曜日

家島のプロジェクトの実況中継

このブログをご覧の皆さま

今日から明日にかけて家島ではゲストハウスプロジェクトを行っています。

ゲストハウスプロジェクトとは、地域のストック資源、特に今後さらに増えると考えられる空き家の活用を行い、外国人観光客等をターゲットとした漁村滞在型のエコツアーの仕組みづくり行っていくプロジェクトです。

これまで、家島や姫路市街地の調査を行いました。また、このプロジェクトを担う人材育成として「コンシェルジュ養成講座」も2回開催しています。

今日、明日は3回目の養成講座として実際に外国人を家島に招くモニターツアーを行います。
その状況は随時プロジェクトのブログでお伝えしますので、是非ご覧ください。

プロジェクトのWEB
http://www.ieshima-guesthouse.org/

プロジェクトの活動報告blog
http://www.ieshima-guesthouse.org/blog/

2009年11月12日木曜日

『都市へのあこがれ』

『都市へのあこがれ(鹿島出版会)』を読む。

面白い企画である。東大の槇研究室を卒業した人たちが、槇研で学んだこととその後の自分の取り組みを語るという本。1人4ページの読み切りが34人分続く。槇研は10年限定の研究室だったので卒業生は約60人ということだから、ほぼ2人に1人が文章を書いていることになる。

それにしても多彩な面子だ。同じ研究室を卒業したとはいえ、やっていることは多種多様。建築の設計に携わっている人が多いが、大学で教鞭をとる者、NPOを主宰する者などさまざまだ。また、一言で「設計に携わっている人」と言っても、その内容はさらに多様である。いずれも槇研で学んだことを現在の活動に接続させながら語っているが、その広がりはかなりなものである。

中でも、持田文彦氏の「何を計画するのか?」、池田靖史氏の「グループ・フォームから自己組織的な建築と都市へ」、清家剛氏の「『環境コーディネーション』というデザイン」、新堀学氏の「使い手の想像力を誘発する」、田中耕一氏の「<商売っ気>も大切ですよ」という5つの論稿に共感した。大切にしたいと思っていること、これから取り組もうとしていることが同じ方向だと感じられたからだ。

こういう人たちを生み出すことができる「大学の教員」という仕事は、シアワセな生き方につながっているのかもしれないな、と思わせてくれる本だった。

2009年11月11日水曜日

facebookとtwitter

facebookとtwitterを始める。
思ったより、いろんな人がこれらのツールを使っていることがわかった。
そして、これらのツールを使っていろんなコミュニケーションを展開していることもわかった。
僕もそこに乗っかろうと思う。

facebookのユーザー名は「Ryo Yamazaki」。
twitterのユーザー名は「yamazakiryo」。

上記のツールを既に使っている人がいたら、「友達」になったりフォローしたりフォローされたりしてください。

2009年11月4日水曜日

「問題意識を携えて海外へ渡ること」

弊社山崎が『建築雑誌11月号』に「問題意識を携えて海外へ渡ること」という文章を寄稿しています。
オーストラリア留学中に学んだこと、発見したことについて語っています。

https://secure1.gakkai-web.net/gakkai/aij_zassi/index.html

2009年11月2日月曜日

生活造形プロジェクト2009

私ども博報堂生活総合研究所と(株)studio-Lでは、
今年春より、新しいプロジェクト
『子どもの放課後のシアワセをカタチにする』に取り組んでおります。

こちらは、現代の子どもたちが学校外の時間に抱える様々な問題に着目し、
その解決の ために必要な具体的なカタチ(商品、サービス、空間、場等)を社会提案するプロジェクトです。
詳細は特設ウェブサイト(http://seikatsusoken.jp/zokei/kodomo/)をご覧ください。

全国の大学生と協働で、研究および造形活動を進めておりまして、その成果である
【15のカタチ】を発表するプレゼンテーションを以下の通り、開催いたします。

日時: 11月8日(日) 13時-16時
場所: 東京大学・福武ホール(文京区本郷)

お時間ありましたら、是非お立ち寄りいただきたく、ご連絡いたしました。
案内状を添付させていただきます。

もし、ご参加いただけるようでしたら、私にご一報ください。
席数に限りがありますので、早めにご連絡をいただけると大変助かります。
ご検討ください。
今後とも宜しくお願いいたします。