2008年8月7日木曜日

雑記

午前中は東京駅近くの丸ビルにてバンタンの木村さんの取材対応。料理とランドスケープの相似点について話をする。
・健康やボリューム(用)と美味しさや美しさ(美)のバランスを考える点は、機能性と審美性という面でランドスケープデザインに通じるところである。さらにコスト面の話が入る点も共通している。
・デザインの上流へ遡るという点も似ているかもしれない。ランドスケープデザインでも、最近は住民参加や企画立案まで踏み込むデザイナーが増えている。同様に、料理の上流へ遡って、実際に野菜を生産したり、フェアトレードを実施したり、独自の農場で循環型/有機農業を展開する料理人が増えている。
・素材を活かすという点も共通している。どこで人の手を止めて、自然の素材を活かすか。すべてをデザインしきらない/すべてを調理しきらないという態度。

午後から東大にて瀬田さんとの打合せ。パークマネジメントか限界集落かについて相談する。やはり、当面はパークマネジメントを軸に論文を組み立てることにする。

夕方からは国土研究会の打合せ。地方財政についての勉強会を開く。講師は、地方財政の関連著書を多数出版している肥沼さん。非常にわかりやすい話で(すべての質問に的確に答えてくれるのがわかりやすい)、地方財政を理解することの重要性を実感。海士町の総合計画も財政計画の裏づけを取ることが重要であることを実感する。

また、財政課で長く働いた肥沼さんが、各課の施策を眺めた中で、特に大切だと感じたのが緑化だという話に心救われる思いがした。教育や福祉など、財政課から見れば重要な施策はいろいろあるように見えるだろうけれど、なかでもみどりの重要性を感じたという言葉を聞いて、パークマネジメントについて研究する必要性を感じた。

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