2008年12月19日金曜日

協働のきっかけとしての忘年会

午前中は山口県から京都府へ移動。午後から京都造形芸術大学のこども芸術学科で講義。年明けに小学校で開催するワークショップの企画を練る。学生たちは数人ずつのチームに分かれ、それぞれの企画案について検討する。検討内容がある程度固まった段階で、教室の前に集まってプレゼンテーション。プログラムの詳細、時間配分、役割分担、予算計画など、詰め切れていない部分を指摘し、さらに企画内容を検討させる。これを繰り返した。

夕方には大阪へ戻り、スキッスジャポンの川崎社長、ピューパの渡邊社長、ミネルヴァ・ホールディングスの及川副社長とで忘年会。川崎社長が展開している「山の家」プロジェクトは、地方自治体がつくった宿泊施設を指定管理者として管理運営するもので、そのための人材として京都造形芸術大学の山崎ゼミの学生だった小椋くんが就職している。山の家の管理運営に携わるなかで、小椋くんもいろいろと学んでいるようだ。忘年会に集まった人たちで、山の家をどう盛り立てていくかを議論した。

また、アウトドアでまちづくりを!を合言葉に活動を展開するピューパの渡邊さんからは、本当のアウトドアプログラムとはどういうものか、まちづくりにアウトドアを持ち込むことの重要性とは何か、についてお話を伺った。渡邊さんが実施しているアウトドアプログラムには、浜野安宏さんも興味を示しているとか。浜野安宏さんと言えば、最初はファッション界で活躍し、その後商品企画や複合型ショッピングセンターの企画などに携わり、アウトドアライフスタイルを実践している人。この人と一緒に会社を切り盛りして、その後独立した人のひとりが北山孝雄さん。北山創造研究所の代表で、建築家安藤忠雄さんの双子の弟である。

ミネルヴァホールディングスの及川さんは、ネットを使ったEコマースについてかなり詳しい人。その分野では先駆け的な事業をいくつも立ち上げている。僕たちが考えるプロジェクトであれば、ほとんどどんなことでもインターネットでできるという自信に満ち溢れている。

こういう人たちと話をしていると、専門分野が違うだけにお互いが競争することなく協働できるような気がしてワクワクする。僕にできることと、川崎さんにできること、渡邊さんにできること、及川さんにできることはまったく違っている。こうしたメンバーで、社会の課題をひとつでも解決できるようなプロジェクトを立ち上げたいものだ。今後は定期的に集まって、各人が興味を持っていることについて語り合い、協働できそうなことが見つかればプロジェクトを立ち上げてみようということになった。当面は川崎さんの「山の家」について、新しいビジネスモデルを創り出せないか検討してみようということになった。僕も及ばずながら、集落問題の解決策、周辺住民との協働方法、大学との協力、行政や財団から支援を受ける方法などについて検討してみようと思う。

2 件のコメント:

  1. 山崎さんへ

    新年おめでとうございます。有限会社ピューパわたなべです。
    ご紹介賜り感謝です。
    ぜひ何かお仕事、ご一緒したいですね。

    よろしくお願い申し上げます。

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  2. わたなべさん、コメントありがとうございました。ぜひぜひ、何か一緒にやりましょう!楽しみな人たちと知り合うことができたと喜んでおります。
    今年もよろしくお願いします!

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