2009年6月30日火曜日

ゴカマチイエ・プロジェクト

■ ゴカマチイエ プロジェクト 第1回神田ワークショップのご案内

都市と田園を結ぶ新しいプロジェクトを始めました。
東京の神田と茨城の五霞町をつなぐプロジェクトです。

2008年より、五霞町にあるサイトに地域拠点をつくる試みを
首都大学東京の饗庭先生と学生有志と始めました。
梅林のある1000平米の敷地に小屋を建て、建物をリニューアルし、
庭園を整備するプロジェクトです。
このサイトを拠点に「食」「芸術」などの様々な視点をもって神田
と五霞、東京と五霞を繋いでいきます。
江戸川、隅田川、利根川の分岐点である五霞を中心に、関東平野に
新しく地図を描く試みとも言えます。

このサイトをどのように育てていこうか、神田を拠点に学生に
とどまらず、セミオープン形式で連続ワークショップを開催し
興味をもたれた方のサロン的なをすることになりました。
ワークショップへの参加者を募集しています。 
ご興味のある方、全ての方の参加を歓迎します。

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ゴカマチイエ プロジェクト 第一回神田ワークショップ

2009年7月15日 19時スタート
講師:山崎亮 氏(ランドスケープデザイナー/studio-L主宰)
場所:神田山房ビル屋上(千代田区神田須田町1ー2ー3:晴天の場合)
首都大学東京秋葉原キャンパス(秋葉原ダイビル12F:雨天の場合)

第1回の講師はランドスケープデザイナーの山崎亮氏。三重県の
伊賀で主宰している古い製材所の活用プロジェクト「ホヅプロ」を
はじめ、各地のまちづくりに関わっております。その実践のなかで
普段感じていることなどお話いただきます。

講師から1時間程度のお話をいただいたのちに、ゴカマチイエプロ
ジェクトの説明、意見交換を行います。

(定員:15名程度 会場の人数に限りがあり、会場も分かりにく
いので、なるべく事前にお申し込みください。)
申し込み先:yamafusagoka@gmail.com までお願いします。

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今回の神田ワークショップへの参加が難しくても、興味をもっていただ
けるのでしたら、今後ワークショップ等のご案内などを適時に送付
させていただきます。ご希望の方は、その旨も是非お知らせ下さい。
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呼びかけ人:

饗庭伸(まちづくり/首都大学東京)aib@tmu.ac.jp

西田司(建築家/オンデザイン)nishida@ONDESIGN.CO.JP

山田重夫(神田山房商店)
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2009年6月29日月曜日

「新建築 住宅特集 7月号」に連載しています。

雑誌『新建築 住宅特集 7月号』(株式会社新建築社発行)が2009618日に発売されました。

その中で、弊社山崎が「まち居住」のメンバーとして取材した記事が掲載されています。

連載「まち居住」では、空間的な方法でまちに関わる活動している個人・団体活動をレポートしています。
7月号には、塩見直紀氏(半農半X研究所代表・コンセプトフォーエックス代表・NPO法人里山ねっと/あやべ所属)を訪問した記事が掲載されています。

非都市部居住の課題と可能性

■ 非都市部居住の課題と可能性

豊かな自然に囲まれているなど生活環境として優れた面があるにもかかわらず、居住の場として選ばれにくくなっているいわゆる非都市部地域の居住文化について考え、地域が再び魅力ある生活の場となる意義と可能性を探ります。

主催:日本建築学会比較居住文化小委員会
日時:2009年7月3日(金)15:30-17:30
会場:建築会館会議室(〒108-8414 東京都港区芝5丁目26-20)
プログラム:
15:30-15:35 趣旨説明 橋本憲一郎/東京大学生産技術研究所
15:35-16:35 報告①「多自然地域の居住文化 課題と可能性」山崎亮/studio-L代表
16:35-16:55 報告②「人口過少地域に魅力ある居住を提案する試み」橋本憲一郎
16:55-17:25 質疑+総合討議
17:25-17:30 まとめと展望 清水郁郎/芝浦工業大学
定員:20名
参加費:無料
受付方法:当日会場にて受付

2009年6月28日日曜日

使いこなし

「ヤフーの知恵袋」というHPがある。
誰かが質問すると、その回答を知っている何人かが答えを書き込む。そのなかで質問者が最も参考になった人を「ベストアンサー」に選ぶという仕組みだ。個人事業主の税金のことも、シュルレアリスムのことも、世界遺産のことも、聞けば誰かが答えてくれる。共助のシステムとしてうまく機能しているといえよう。

この仕組みを面白く使いこなしている人がいる。現実に起きたことではないことを質問して答えを求めるというものである。たとえば「サザンオールスターズの桑田佳祐さんが死亡されて一ヶ月になりますね」という質問。回答した人たちは「まだ死んでいませんよ!」「それはラジオ番組での冗談です」などまじめに答えてくれるのだが、質問者がベストアンサーに選んだのは「そのとおりですが、お別れ会には出席する予定で?」という回答。質問者が出したボケに対して、最高のノリツッコミができている人をベストアンサーに選んでいる。質問者の発言は質問ではなく、回答者の発言が質問になっているという形式の逆転も面白い。

雑誌「OSOTO」などを通じて屋外空間の使いこなしを啓発している僕たちではあるが、サイバー空間ではいろいろな使いこなしが発生しているんだなぁ、ということを実感する。

7013歩

2009年6月11日木曜日

「探られる島」プロジェクト参加者 再募集!!

開催を予定していました「探られる島」プロジェクトは
新型インフルエンザの影響でプロジェクト2日目以降の日程が延期となりました。

そこで、参加者を再度募集します。
(既に参加の手をあげてくれている方は登録不要です。)
まだ登録していない方は下記のホームページから登録してくださいね。

では、以下募集内容と日程などです。

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テーマ 「いえしまの仕事を探る」
今年は「島民に密着」して、島民の仕事(漁師、旅館、砕石、採石、ガット船、主婦、魚屋など)を宣伝するポスターをつくります。また、ポスター展をいえしまの銀座通り商店街で開催する予定です。
さらに今年は「探られる島」ファイナルなので、慶應義塾大学環境情報学部の加藤研究室との共催で開催します。

■募集対象者
大学生(大学院、短大、専門学校等を含む)および若手社会人でまちづくり、漁業、特産品づくり、観光、デザイン等に興味を持つ人(専攻・専門は問いません)
■日程
・プロジェクト1日目(プロジェクト説明会)
日時:5月9日(土) 14:00~17:00  場所:大阪産業大学梅田サテライト
(※今回、日程変更により2日目からの新規参加者の応募を受け付けます)
・プロジェクト2~4日目(フィールドワーク)
日時:9月4日(金)~6日(日)   場所:家島(集合:姫路港)
・プロジェクト5日目(成果まとめ)
日時:9月13日(日) 場所:大阪産業大学梅田サテライト
・プロジェクト6日目(終了式+打ち上げ)
日時:10月25日(日) 14:00~17:00 場所:大阪産業大学梅田サテライト

■講師
プロジェクト2~4日目
山﨑 亮さん (「足をとめてしまう写真」の撮り方講座)
加藤 文俊さん (「おじゃまします」について考える講座)
オオニシ タクヤ さん (「雑然とした思考」から面白さを発見する講座)

■参加費
受講料として5,000円いただきます。
ただし、以下の費用は各自負担となります。(以下は目安の金額です)
・宿泊費(2泊朝夕食付):16,000円
・船代(姫路港⇔真浦港): 1,800円
・家島3日間での昼食代
・姫路港までの交通費

■募集定員
30名程度
応募者が定員数を超えた場合は、事務局側で選考させていただきますことをご了承ください。

■プロジェクト参加申し込み方法
以下のページから申し込みをしてください。
http://www.npo-eden.jp/studio-s/

2009年6月5日金曜日

いえしまの取組が『ソトコト』に紹介されました

雑誌『ソトコト』(木楽舎)の2009年6月号、創刊10周年記念「エスケープルート」において、studio-Lのいえしまでの取組が紹介されています。兵庫県姫路市家島地区での「特産品開発」や「探られる島プロジェクト」、「ゲストハウスプロジェクト」などが、弊社西上の奮闘ぶりとともに掲載されています。ぜひご覧ください。

http://www.sotokoto.net/

2009年6月3日水曜日

『震災のためにデザインは何が可能か』出版!


昨年の7月からstudio-Lとhakuhodo+designが共同で実施してきたプロジェクト「震災+design」をまとめた書籍『震災のためにデザインは何が可能か』がNTT出版から刊行されました。



全国の学生が参加した一連のワークショップや発表会の経緯、震災時の避難生活における数々の提案、「社会のためにデザインは何が可能か」についての論評、日本や海外における社会的デザインの先進事例などについて掲載しています。ご興味のある方はぜひご一読ください。


考えさせられる記事

勝手に公園の手入れをした人が逮捕されるという記事があった。
公共的な空間に関わる際の作法というのがあることがわかる。

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[米オハイオ州サンダスキー 29日 AP] 米オハイオ州の男性が手入れされていない公園の芝生を刈って逮捕された。彼は自分の町の見た目をきれいにしたかっただけだという。ジョン・ハミルトン (48) は、サンダスキーの中央公園の芝が生えっぱなしで高さ30センチほどになっていたので、自分が何とかすることにしたのだと語っている。警察の調書によれば、ハミルトンは芝を歩道に飛ばし、回収されていない公園内のゴミを片付けていたそうだ。
彼は警察に芝刈りをやめるよう命じられたが従わなかったため、公務執行妨害で逮捕された。
市政管理者のマット・クラインは、逮捕は不運だったと発言し、ハミルトンのいらだちに理解を示した。クラインによれば、予算削減のため職員が減り、公園の季節の手入れが行き届かなくなっているそうだ。

2009年6月1日月曜日

南洋堂へ

14時に成田空港到着。東京へ向かい、16時30分に神田の南洋堂にて建築系ラジオの収録。建築家の松田達さんがナビゲーターをつとめる収録で、会場には多くの建築関係者が集まっていた。山田さん、五十嵐太郎さん、勝矢さん、南後さんと久しぶりに再会する。松田さんの進行によって、なぜランドスケープデザインに関わっていたのにパークマネジメントやコミュニティデザインの仕事をするようになったのかについて/現在進行中のプロジェクトについて/参加型でプロジェクトを進める際のコツなどについてお話した。今日はたまたま、博報堂さんと進めていた「震災+デザイン」プロジェクトの経緯をまとめた本『震災のためにデザインは何が可能か(NTT出版)』が店頭に並ぶ日。南洋堂さんが現物を用意してくれたので、どんな想いから「震災+デザイン」プロジェクトを立ち上げたのか、その成果はどんなものだったのか、今後の予定はどうなっているのか、などについてお話した。

18時に赤坂の博報堂にて、「震災+デザイン」プロジェクトの小塚さんと高橋さんに挨拶する。今回のプロジェクトの振り返りや今年のプロジェクトに関する事前打合せを兼ねたミーティングを行う。「+デザイン」プロジェクトは、今年から「生活造形」プロジェクトという名前に変えて、新たなテーマについて参加者とともに考えていくつもりである。

19時から同じく赤坂にて、マルモ出版の尾内さんと食事。「震災+デザイン」の話や『ランドスケープデザイン』誌で連載している鼎談の話、水都大阪2009でお世話になっている北川フラムさんの話などで盛り上がった。雑誌の編集に携わる人は現場で闘う人たちの充実感をうらやましく思うことが多いようだ。現場で戦う人間にしてみれば、ついつい近視眼的になってしまう思考を広げてくれる雑誌や書籍の重要性を実感している。尾内さんには、ぜひ編集の世界で活躍してもらいたい。

21時に羽田から大阪へ向かう。久しぶりに戻ってきた大阪では、すでに新型インフルエンザは懐かしい存在になっていた。マスクの流行はインフルエンザの流行より早く過ぎ去って行ったようだ。