2008年7月31日木曜日

雑記

午前中はスタジオにて、漁村計画研究所の富田さんによる取材の対応(富田さんは兵庫県立大学の山崎義人さんからの紹介)。漁村計画研究所とは面白い屋号である。その名のとおり、日本中の漁村の計画に携わっている。とてもユニークな業態だ。いえしまのまちづくりについてもかなり興味を持ってもらったようで、詳しい内容を取材して帰られた。一度、何か一緒にプロジェクトをやってみたい人たちである。

午後からHEMにて、震災時の孤立集落に関する研究発表会に参加。道路が寸断された場合に孤立してしまう集落が、復旧するまでの時間を予測したり、その間の生活をどうするのかという課題を検討したりする。僕の研究成果にも関係する内容なので、発表者と名刺を交換(同じ研究所にいるのに初めて会う)。今後、いろいろ情報交換させてもらうことになる。ありがたいことだ。

2008年7月29日火曜日

雑記

午後から丸ビルのホールにて博報堂のプレゼンテーションを聞く。テーマは「グリーンクラス」。一緒にプロジェクトを進めている筧さんが発表する。明快なテーマとプレゼンテーションだった。たもかくの事例も登場。僕らとの議論が少し活用されているのが面白い。

夕方から、東大にて石川幹子先生と打合せ。パークマネジメントに関して研究する際の留意点や研究方法などについて相談する。パークマネジメントに先立って調べておくべき公園運営の歴史や、現代の公園を取り巻く諸事情について調べるようアドバイスをいただく。また、HEMで担当している限界集落の問題に話題が広がり、限界集落について研究することを強く勧められる。パークマネジメントについて研究しようと考えていた心が少し揺らぐ。この時期になって揺らいでいる場合じゃないんだが。。。

2008年7月28日月曜日

雑記

午後から東大にてドクター論文の中間発表。まだまだ先が長いことを実感。来年の中間発表にはそれなりの成果を出したいものだ。

夕方から恵比寿にて建築家の松田達さんと会う。時間が限られていたのだが、最近よく考えている社会建築家という概念について話し合う。

その後、同じく恵比寿にて慶応の加藤さんとURの武田氏と会う。加藤さんの最近の活動をいろいろ聞かせてもらう。以前、話を聞いたときよりもさらにプロジェクトが多岐にわたり、パワーアップしている。いつも発想が面白い。いくつか、僕たちのこれからの活動に関わるヒントをいただく。加藤研究室のフィールドワーク先として、来年あたりにいえしまへ来ることになるかもしれない。これは相当楽しみである。早くゲストハウスを使えるようにしなくては。

2008年7月27日日曜日

雑記

午前・午後ともに、止々呂美のダムサイト(余野川ダム予定地)にて炭焼きプログラムを実施。去年、止々呂美のフィールドワークに参加した学生たちと一緒に、ダムサイトを歩き回ってプログラムを実施する可能性のある場所を探る。ダムサイトはとにかく広い。やれることも多いし、やりたい場所も各所に散らばっている。何をどこで誰がどうやってやるのか。整理する必要がある。マップをつくったほうがいいかもしれない。

プログラムのひとつとして、実際に炭を焼いてみる。ドラム缶を使った簡易窯をつくって、火を入れて、実際につくってみることにした。炎天下の炭焼き。干からびそうになる(笑)。

2008年7月26日土曜日

雑記

午前中はスタジオにて日経新聞の取材対応。いえしまのまちづくりについてお話する。

午後から、リフレ岬の販売センターにて住民ヒアリング。公園の使いこなし方、リフレ岬での生活、不満な点などをお聞きする。自治会長やNPO関係者など、比較的自ら活動している人たちとの話し合いだったので、積極的な意見がたくさん聞けた。

夜は中崎町のコモンカフェにて「けんちくの手帖」。ゲストは「天満のスイッち」の真柴さん。天満界隈のタウン誌的な書籍を2冊出版したツワモノ。2冊出版できるかどうか分からないうちから、1冊目に「Vol.1」と明記してしまうあたりがスゴイ。また、どの出版関係者に聞いても「天満界隈だけの情報誌なんて売れない」といわれてしまったので、自分たちで出版してしまったという行動力もスゴイ。あまり先のことを考えずに行動するタイプなのか、実は非常に綿密な計画を立てているのにそういうことを明かさないタイプなのか。興味深いワークスタイルである。

2008年7月15日火曜日

雑記

昼から建築家の藤村龍至さんの事務所へ。本人が設計に携わった建築物のなかに事務所を構える。恵まれたシチュエーションである。居ながらにしてポストコンストラクションアナリシスができる。興味深いつくり方/つかい方だ。

藤村さんといろいろ話をした。話をすればするほど、アプローチは違えど建築に対するまなざしや建築業界に対するまなざしは共通点があるということを感じる。その後、建築物を案内してもらう。随所に新しい試みがあって楽しませてくれる。大高さんの坂出人工土地を思わせるような構成でワクワクする。

その後、本郷で国土形成計画に関する研究会。大阪市立大学の瀬田さんが代表を務める研究会で、東大の松行さん、金さん、東北大の姥浦さんと学生の三浦さんが参加する。まずは人口減少社会に関する課題を列挙することから始めようということになる。

さらに移動して赤坂の博報堂でi+dプロジェクトの打ち合わせ。このプロジェクトはかなり面白いものになりそう。大学院生を中心とした参加者を募集して、社会問題をデザインで解決するワークショップを実施する予定。もうすぐ募集要綱を配布して参加者を公募する予定。

続いて博報堂にて都市+デザインプロジェクトの打ち合わせ。都市をメディアとして捉え、都市住民が楽しく生活するためのヒントを探る。日本中で都市に関するさまざまな取組みが出現していることを知る。ただし、実際に自分たちがどんなアクションを起こすのかということになるとなかなか難しい。が、興味深い取組みでもある。都市生活のフォーマットをずらしてしまうような新機軸を提示することができればやりがいのある仕事になりそうだ。