サンフランシスコから友人が来日するというので東京へ。どうやら「MISSION」というNHKの番組が、彼の活動を取材しているそうだ。その友人というのはキャメロン・シンクレアという建築家。サンフランシスコを拠点に活動している。彼が設立したNPOは「architecture for humanity」という名称。人道主義のための建築、といった意味だろうか。難民や災害など、世界中で起きている社会的な課題に対して、建築は何ができるのか、ということを考え、実行している人間だ。
ちょうど一年前、サンフランシスコのオフィスに会いに行ったときのことはこのブログにもアップした(http://studio-l-org.blogspot.com/2009/05/blog-post_29.html)。その彼が東京へ来るというので、久しぶりに会いに行くことにした。今日は六本木のスーパーデラックスで開催される「ペチャクチャナイト」にて、ハイチでの取り組みをプレゼンテーションするという。以前から「ペチャクチャナイト」の話は聞いていたが、想像以上に面白い取り組みだった。建築家がこの種の活動を展開することに共感した。また、この活動の主催者であるクラインダイサムアーキテクツとキャメロン・シンクレアが友人だということも当然のことだと思った。
キャメロンは1年前とほとんど(あるいはまったく)変わっていなかった。変わったことといえば、プレゼンテーションに使う機材がiPadになったことくらい。しかし、活動内容はさらに大きく進化していた。社会の課題に対するワールドコンペの主宰、オープンアーキテクチュアーネットワークによる復旧事業のサポートをはじめ、個別の災害復旧プロジェクトに世界中の仲間を集めて取り組んでいた。
僕たちも博報堂さんと「issue + design」という取り組みを続けている。僕たちの場合はそれだけをしているわけではないのだが、日本で何かキャメロンとコラボできることが無いか探してみようと思った。
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