午後6時から、堺市役所でランドスケープエクスプローラーの活動を発表する。
堺市の中心市街地活性化を検討している会議がある。これまで3回の検討を重ねてきたそうだ。その会議で、ランドスケープエクスプローラーで実施したフィールドワークや提案の内容を発表することになったのである。
発表に対する反応はとても良かった。過去3回の会議で議論していたことに対する方向性を示す提案もあったらしい。同じ問題について真剣に議論している人たちは、他者の提案に対しても真摯な態度で接することができるようだ。堺市の中心市街地で僕らの提案を実現してみたくなった。
会議のなかで印象に残った議論は以下のとおり。
・高島屋の前に自転車が多く放置されている。この自転車を整列していると、駐輪する人のモラルがよく分かる。最近は若い人のほうが高いモラルを持ち合わせているように思う。
・「美しい竹林」というのは、唐傘を差して歩くことのできる間隔で竹が生える状態を言う。
・竹林で演奏会をすると、竹の葉が天井の役割を果たして音響効果を発揮する。空洞になった竹が立ち並ぶことも含めて、竹林は優れた音響効果を持つ空間なのではないだろうか。
・商店街のアーケードも音響効果を発揮するだろう。細長い商店街を仮設的に分節化し、各々のアーケード分節空間で演奏会をすると面白いのではないか。
・店主が店の前を掃除するだけで、道路の防犯効果が高まることがある。通学時間帯に店の前を掃除するようにすれば、子どもたちを犯罪から守ることができるかもしれない。毎日5軒に1軒が店前を掃除するようにすれば、各店主は1週間に1度だけ通学時間帯に掃除すればいいことになる。これはそれほど大きな負担ではないだろう。
山崎
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